職務内容
## 会社概要
ACESは「アルゴリズムで、人の働き方に余白をつくる。」をミッションに掲げる東大松尾研究室発のAIスタートアップ企業です。
汎用LLMでは実現できない、各業界のドメイン知識や企業独自のナレッジを学習し競争優位を強化する「エキスパートAI」の社会実装と、それを実現するためのAIネイティブな技術基盤(OS)を提供しています。
現在は、エキスパートAIを活用し以下2つのサービスを展開しています。
### 【DXパートナーサービス】
さまざまな産業において、最先端AIを用いたDXプロジェクトの推進を行う事業です。社内で独自開発を進めるエキスパートAIを提供し、顧客の課題解決や新規事業立ち上げを共同で遂行します。
特に、日本のAI導入PJが成功率3%と低い中で「データの構造化技術と実業務への組み込み力」を強みに、PoCからの開発継続率を87%で維持している点が特徴です。
最先端のAI技術を顧客のビジネスプロセスに組み込み、顧客や社会に「持続的な価値を提供し続けるAIシステム」を開発したい方に最適な環境です。
### 【AIソフトウェアサービス】
業界横断の業務課題に対して、エキスパートAIを用いたミドルウェアを提供して解決する事業です。現在は、オンライン/ 対面問わずすべての会議・商談を高精度に記録し、データを組織の資産に変えるAI議事録ツール「ACES Meet」を提供しています。
## 仕事概要
Forward Deployed Engineer(FDE)は、DXパートナーサービス事業部の所属となります。
顧客の現場に深く入り込み、未整備な業務データ・複雑な意思決定構造・現場固有の業務フロー理解したうえで、AIとソフトウェアの力で“本質的な業務変革”を実現するポジションです。
課題発見から要件定義、AIモデル開発やアプリ開発、運用定着まで、プロジェクトの上流から実装まで幅広く関わります。AI・ソフトウェアのどちらか一方を主軸にする働き方も可能です。
ACESのFDEは、受託開発や単なる製品導入ではなく、顧客の業務理解を踏まえて最適な解決策を設計し、実装と定着まで伴走する役割です。技術をビジネス価値につなげることを重視しています。
## 具体的な業務内容
AIもしくはソフトウェアのいずれかに強みを持っている方でも応募を歓迎しています。
### 顧客課題の構造化・要件定義
- 現場ヒアリング、業務分析、データ分析による課題の特定
- 実現性・ROIを踏まえたPoC/Pilot設計
- 業務プロセスの再定義、あるべき姿の設計、KPI策定
### AIモデルの開発・改善(AI領域)
- LLM、画像認識、音声認識/合成、映像解析などのモデル選定・実装・評価
- 業務データを用いたモデルチューニング・精度改善
- 運用を見据えたML基盤/MLOps設計
### アプリケーション / システム開発(ソフトウェア領域)
- バックエンド/フロントエンド/APIの設計・実装
- データパイプライン構築、クラウドインフラ設計
- プロダクション環境の運用・改善(CI/CD・パフォーマンス改善など)
### デリバリー推進・顧客伴走
- ステークホルダーとの調整、ロードマップの策定・推進
- 現場への定着・活用支援、ユーザーの行動変容支援
- 継続的な改善提案、追加開発の企画
## 開発環境
案件に応じて技術選定を行うため主要なものを記載しています。
- コード管理 : Git(GitHub)
- 主要言語:Python/TypeScript
- Deep Learningフレームワーク: PyTorch
- ソフトウェアフレームワーク:Django/Flask/FastAPI/ React等
- OS:Linux
- クラウド: AWS/Azure
- インフラ: Docker, Terraform
- ドキュメント管理: Notion
- コミュニケーション: slack, zoom
## キャリアパス
ACESでは、個々の志向性や強みを踏まえ、複数のキャリアパスを選択できます。
AI・ソフトウェアの専門性を深める道はもちろん、顧客価値創出に直結するビジネスサイドの役割にも挑戦可能です。将来的には大規模プロジェクトの責任者や複数プロジェクトを束ねるマネジメントなど、組織全体の成果創出に関わるキャリアも可能です。
## ポジションの魅力
【PoCからの開発継続率87%で、アカデミアの最先端技術を社会実装に繋げられる】
DXプロジェクトでは開発継続率が約87%と、PoCで終わることなく技術を実際に導入するフェーズまで進めることができています。アカデミアの持つ最先端の技術をクライアントや社会に価値として提供し、属人的な働き方を変革する重要な役割を担っていただけます。
【国内外トップクラスの技術者が在籍/技術がRespectされる環境】
松尾研出身者や博士、国内外のトップカンファレンス採択者など優秀な技術者が在籍しています。また、CEO田村をはじめ創業者の5/6名が技術者であり、エンジニアに対するリスペクトを持ち、技術を通して社会を変革する志を持つメンバーが集まる環境です。
【「課題発見 → 技術実装 → 成果創出」を一気通貫で担当できる】
顧客の業務理解から課題構造化、AIモデル開発、アプリケーション実装、現場定着まで、プロジェクト全体を一気通貫で担うことができます。PoCで終わらず本番導入まで進むケースが多いため、技術が実際の価値として活用される瞬間に立ち会える点が特徴です。単なる実装に留まらず、課題設定力・技術力・デリバリー力を掛け合わせ、産業の現場を変革する経験を得られます。
【技術とビジネスをまたぐ希少なキャリアが築ける】
AIやソフトウェア技術の深い理解と、顧客の事業・業務構造に踏み込むビジネス視点の双方を活かしながら、プロジェクトをリードするポジションです。実装力に加え、課題の本質を捉える洞察力やステークホルダーを動かすコミュニケーション力など、幅広いスキルを身につけることができます。エンジニアリング、プロダクト、事業開発など、多様なキャリアパスに繋がる希少な経験を積むことが可能です。
応募資格(必須)
- Webアプリケーション開発の経験(Python/TypeScript/Rustいずれか)
- 機械学習モデル開発の実務経験、または強いキャッチアップ意欲
- 顧客課題を技術で解決した経験(受託、プロダクト、PoC 等)
- 不確実性の高いプロジェクトを自律的に推進した経験
- ステークホルダーとの円滑なコミュニケーションスキル
応募資格(歓迎)
- LLM利用開発、MLOps構築、MLパイプライン運用の経験
- 顧客常駐や業務フロー改善プロジェクトの経験
- PdM/BizDev/コンサルティング経験
- 大規模データ処理、ML基盤構築の経験
- 技術選定やアーキテクチャ設計のリード経験
求める人物像
- 顧客課題を深く理解し、テクノロジーで価値を生み出すことに情熱がある
- “つくるだけ”でなく“使われ成果が出る”状態をつくることに責任を持てる
- 不確実性の高い状況を楽しみ、試行錯誤を厭わない
- 新しい技術を学び続け、自らスキル領域を広げていける
- チームで成果を出すことに喜びを感じる